シナリオ感想

「デクドール・インプレティス」1〜3話


1話
主人公麻由の生い立ちの描写から始まり
舞台は現在へと以降。
何故養家の姓である凱零を捨て
旧姓の九條に戻したのかに一寸疑問が。
その後、お付のメイド、アリスから
現在彼女の養家である凱零家当主を巡る戦いが始まっていると
告げられ、半強制的に戦いに巻き込まれる。
何故に少女型のデクドール(ロボット)なのかは
多分、シナリオの本筋に関わるのだろうと……思います。


戦闘
序盤と言う事もあり、特に苦戦せずに終了。
ただ、敵の攻撃で吹き飛ばされるのは地味にイライラします。
当たらなければどうと言う事は無いのですが、えぇ。


疑問1
麻由が凱零家を抜けた事情は後々判明するとしても
生活費等はどうなっているのかと疑問が。
逐一ツッコミを入れるべきでは無いと思うものの
生活能力に長けているとは思い難いので(失礼)
やはり養家から援助でも受けているのでしょうか?



2話
前話にて凱零開放委員会(敵)と派手に戦闘を行った事が学校中の噂となる。
麻由がデクドールパイロットであると知っている友人葵の
さり気無いフォローに救われる一方で
凱零開放委員会(敵)幹部、(降格予定)の栗生は街を下見に訪れ
住民からの手厚い歓待(罵詈雑言)を受け、逆上。


戦闘
偶々デクドール操縦のアルバイトに参加していた
葵、鷹田も戦闘に巻き込まれる流れに。
命中補正を上げるSPの無い鷹田を盾としつつ
麻由を主体として攻略完了。


疑問2
プロローグ部分で鷹田がバイト条件として
「デクドール操縦資格3級以上〜」と言っていましたが
一種の自動車免許に近いものなのだろうかと疑問が。


3話
夏の試験も終わり、本格的な
凱零家当主戦に向けて人材募集……という事で
葵、鷹田の二名が正式に参戦。
その後、インプレティスの隠された性能の説明を
受けるものの、何故か現状では明かされない。
謎が残るまま、敵の迎撃に移る。


戦闘
没落エリート二名+ザコの群れ+ボスの雰囲気漂う紫暮との戦闘。
命中率と回避に注意しつつ、鷹田を盾としてクリア。


戦闘後
紫暮が凱零家の一員であると判明する一方
圧倒的な力に押される麻由。
絶対絶命の状況下で無意識に強烈な攻撃を仕掛け、危機から逃れる。


疑問3
戦闘後、普段通りにアリスが麻由をお嬢様と呼んでいる事に
鷹田は違和感を感じないのかと疑問が。


総評
SRCの欠点とも言える会話の部分の問題点を解決するだけでなく
更に向上させ快適にプレイ可能となっている点がまず挙げられるかと。
また、インプレティス出撃の際のアニメーションや
攻撃時に機体が全身ユニットへと変化する非常に細かい点にも
拘りがあり、文句の付け所の無い演出です。


反面従来の作風、特に『Atlasの灯』から感じられた
淡々としながら、何処か恐ろしさを感じさせる濃い描写が無く
(例:春笛桜霞の嗜虐性、死して悲惨なファンク)
極めて明るくライトな雰囲気が漂います。
その辺りで若干人を選ぶ事になってしまうと思いますが
余り気にする程では無いかと。





おまけ


海野葵
登場人物達の中で常識を保っていそうですので、ハイ。
これ描くがために感想が遅れたと言うのに……似ていませぬ、
精進が足りませぬorz。