シナリオ感想

メビウスリング」Main01まで

ハシモト様の新作シナリオ
紹介文には欝系と書かれており、注意するために
日本酒一合飲んでテンションを底上げしてプレイ開始。


Main00

まず、主人公及び登場人物の表示アイコンが汎用系(目が無く、影が掛かっている)
である事に驚く。
他の部分はごく普通の日常生活や学園生活が描かれる。
きっと何か意味があるのだろうと思いつつ、プレイ継続。
毎回の如く教師がドジを踏む一方で、何処か妙な違和感を感じる主人公。


戦闘
日常場面から唐突に戦場へ。
機体に備わる自称支援ユニットの言葉に従いつつ
強制的に謎の無人機の群れと戦う展開に突入。
機体にEN回復が備わっていたり、二回行動可能なのは
敵数を考慮して、無駄玉使うなとの意味だと判断。


序盤と言う事もあり、苦労せずに雑魚を倒し敵ボスとの一騎打ちに。
戦い方のクセからか、無人ではなく有人ではないかと
疑問を抱きつつも、撃破。


戦闘後
そのまま戦場に残る異世界召喚系の流れになるかと思いきや
舞台は再度教室へ戻る。
何事も無かったかのように学校生活を送った一日の終わりに
プレイヤーにはある人物が消え去ったと気付かされる。


思い出のかけら
Main00にて稼いだ「思い出のかけら」を使用して
まず先輩を選択、ただひたすらに先輩を選択。
その後も手に入る限り、優先的に選択。
十中九、分散させると危険だと判断。
最大まで好感度を上げてから他キャラ攻略へ。
思い出の時のみ顔がきちんと表示される仕様は
物語本筋にも関わる話でもあり、見事だと思いました。


Main01
日常場面に加え、時折残りの出撃回数が示されたり
昼間に唐突に戦場へ飛ばされる仕組みの世界での出来事。
戦闘では撃破される=クリア扱い+修理費タダの良心設定。
逆に限られた出撃の中で結果を出さなくてはいけないと肝に銘じる。


最初は1〜4までのマップを巡りながら
敵雑魚を倒しつつ、資金とアイテムを稼ぐ。
途中で某絶望系シナリオや某ナイスガイシナリオで見たマップがあったなぁと
妙な所に気付きつつ、各ボスの正体に大体の予測をする。



アイテムで戦力の補強をした後に、4を選択。
敵雑魚にやや苦労しつつも、ボスとの大戦に。

一回目……残りHP2000前後で回避失敗→撃墜
二回目……残りHP1300前後で回避成功→追撃で撃墜
三回目……残りHP500前後で回避成功→追撃を切り払う


その後、時間制限での選択肢が登場。
嘗て外道な選択をシナリオで使用した身としては
説得を試みたり、突撃するような熱血的且つ王道展開には
この上ない「罠」の匂いを感じたので、時間切れを待つ。
結果は予想通りの展開で説得に成功。
その恩恵として、次回以降から先輩も出撃メンバーへと加わる。


悪友、幼馴染、後輩とも親睦を最大まで深め
アイテムを貰った後に戦闘突入→ボス撃破の外道行為を繰り返す。
普通なら説得可能なら仲間にするべきでしょうが、生殺与奪の権利は
プレイヤーに委ねられているので、敢えて修羅道へ。
何も考えずに知り合いを殺すのと、知っていてトドメを刺すのでは
印象がかなり変わるなぁとしみじみ実感。
前者の場合でしたら、日常からいなくなって初めて気付くでしょうし。


総評
個人的には思ったよりも欝系では無かった気が。
こう、誰かを救ったと思ったら目の前で殺されるだの、命賭けて助けた相手から
罵倒されるだの、仲間に背中から撃たれる展開を予想していた自分が歪んでいるのかもしれませんが。
また、何度も同じ場面を繰り返しますが、よく注意すれば微妙な変化もありますし
戦い方の工夫を考える意味では非常に面白い内容だと思います。

各機体も搭乗者の性格に反映したように特化しているので
どのように運用するかも一つの楽しみかと。
ゲームオーバーの概念も無く、一話の戦闘もあまり長引かないので
合間にプレイし易いのも嬉しい設定です。


難点を挙げるとすれば、話本編を進めるまでの過程
(各ステージクリア)が人によっては面倒と思うかもしれません。
何度も撃墜される事に抵抗を感じたりする方は特に。

全体で考えれば、登場キャラクターの数を絞った分
個別イベント等で十分に魅力や特徴を描いているので
不満は無く、続きが楽しみなシナリオであります。



個人的要望
3の戦闘マップにて、先輩がただ突っ立っている悲しい状態でしたので
配置位置などご一考して頂けると嬉しいです。
或いは、空中移動可能な強化パーツの登場を。



いつものおまけ
今回、別件でお茶を濁したのでご容赦を。
詳しくは下記記事参照で。