シナリオ感想

『殲血戦鬼エングライフェン』1〜2話


有言実行、それが駄熊のモットーであります。
……いや、分かる方にしか分からない前台詞ですが(汗)
割と長文になってしまった気がorz。


OP
「オール天馬」バージョンでは無く、普通のOPでしたので
安心しました、ハイ。
あれはあれで衝撃的でしたのでまた見てみたいと思ったり
思わなかったり。


1話
エーヴァ視点での話。
冒頭での怪しげな男の常軌を逸脱した発言に嫌な予感が。
屋敷の主であるルサール卿逮捕の命令を受けたエーヴァとクリフトは
卿と直談判するものの、罠にかかり牢屋に幽閉される。
が、様子見に来た男を上手く挑発し捕虜として脱出に成功する。
無事に脱出するかと思われたがその後、捕虜となった男が化け物へと変貌し
ルサールの口から種明かしが行われる。
この部分、特に狂気に囚われた者と言いますか
己の才に溺れた雰囲気が特に漂っていたかと。
非道な行いに憤慨したエーヴァは愛機ベンパニッシャーを呼び寄せ
戦闘に突入。


戦闘
一言で言いますと、エーヴァ無双。
圧勝であります、ハイ。
OOIと並みのスペックの違いを実感しました。


戦闘後
己の人生を注いだ『創造魔術』を発動したルサールであったが
何者かと垣間見、精神が崩壊した模様。
大きな災厄を招いたのか、どうであるのかが気になります。


蛇足1
ルサールが四十七年かけて二百三十二個の「ソレ」を収集した部分で一寸疑問が。
単に数を揃えるだけなら卿としての地位を振るえば楽に集まったと思うのですが、ハイ。
いや、何らかの素質が必要なのかもしれませぬが。


2話
今回はムクロ視点での話。
未だ天馬の元で働いている最中、素敵な研究所の歴史が語られる。
単なる偶然ではなく、最早必然としか思えないのは
天馬の才能が原因なのかとしばし考えました。


その後、来るべき崩壊に備えるべく、解職されたムクロ。
新人且つ有望な助手2号メイア>越えられない壁>長年連れ添った助手1号ムクロ
という事なのだろうかと妄想が。

近隣を荒らす山賊の影響で強制的に
宿に泊まり続け、資金が無くなりつつある現象に思い悩み
うっかり死に掛かけるものの、何者かに救われる。


介抱されたムクロの目の前にあのオレーグが座っており
偶然彼がムクロを助けたと判明。
その後オレンジ、マーマレード辺りの例え話で
ムクロを励ますオレーグ。
猫関連で村人から嫌われているので悪い風評はあるとは
伺えるものの……こんなに善人だったかと疑問符が。

その後、オレーグの情報を受けてルサール卿の元で
面接試験を受けるムクロ。
天馬やメイアと比較すると影が薄い(失礼)ものの
魔術師としての資質は高かったのだと判明。
そのまま採用かと思われたがうっかり天馬の名前を
出した為、不採用に。
果たして天馬は……どれだけの影響力を持っているのかと疑問が。


宿屋に戻った矢先、女将の娘が攫われたと話を受け
分析を開始、猫アレルギーであるオレーグが犯人の可能性は薄く
ルサール卿との面接で気付いた違和感を元に再度屋敷へ乗り込む。




戦闘
ルサール配下との戦いであり
等身大規模で一騎打ちに突入という驚きの展開。
てっきり大型機同士でしかやり合わないと思いましたので。
うっかりキーを押し間違えてミスを連発したり
最良の部分を狙うが余りボタンミスが発生したりで
苦戦したものの、勝利に成功。
一度死んだら一からやり直しである事は
シビアでもあり、苦しくもある気が。
……一度、連続ミスで死にましたのでorz。


戦闘後
囚われた宿屋の娘、ミィカを救出するも
無残な結果に終わり、ムクロも又犠牲となる。
ルサールの移動パターンから察するにこの後
「あの場面」に話が繋がるのだろうと思わせて終了。



蛇足2
宿屋のマーマレードとオレーグのオレンジ話を
絡めさせているのが上手いと感じました。


総評
リメイク前の場合、冒頭でOOIとは何であるのか〜等の解説が入ったものの
今回は話の中の自然な流れを利用して(1話ルサールの台詞)解説を交えており
場面を生かした解説が出来ていると感じました。
又、ムクロサイドに関しては人物の心情描写に力を入れていると
個人的に感じます。
そういう意味で妙な例えですが演出面で「魅せる」だけでなく
内面の動きを「読ませる」作品なのかと思いました。




おまけ

ミィカ
ムクロの努力がああいった形で終わりましたので、ハイ。
ルサール卿との二択で迷ったりしましたが、此方にしました。
模写率……4割程度でしょうか?