シナリオ感想

「三千年戦争シリーズ 〜フォシーレバラーダ〜」9〜11話


9話
ティリンスベールを襲撃するアンデッドの群れに対し
奮戦する騎士、その一方で堕落した神官を目の当たりにしつつ
ネロスの手により一足早く戻った面々は迎撃に移る。


戦闘
非常に広大なマップであり、敵数も多い状況。
南からアリアドネを北進させてアンデッドの群れに突撃させ
中央に位置するバドーダ他の面々も南下させ、迎撃に以降。
数ターン後にルース達が北側にヴェルグリデスと共に登場し
慌ててシェリルを援護に回し、徐々に戦況を好転させるものの
アムドゥシアスの異様な固さに大苦戦。
基本の装甲値は低いものの、修正値が恐ろしく高く
奥義を打ち込んで辛うじて通る程度。
その後、NPCシェドラビーザが偶々大技を繰り出し
大量のダメージを与えた辺りでイベントが進行。


新たにドラゴンを呼び寄せると共にネロスから
アムドゥシアスの特性を教えられ、以降多少楽になりましたが……
もっと早くに言って欲しかったですorz。
こぅ、結構SP使った後であのイベントでしたので、ハイ。


又、本体を倒さない限り延々と生み出されるザコや
断末魔の足掻きをするドラゴン等、細かい点に拘っていると感じました、ハイ。



戦闘後
シェドラビーザが意地を見せてヴェルグリデスを撃破。
再度蘇るドラゴンに対して、ルースとシェリルの協力技により消滅させる。
決着が付き、全てが万事丸く収まるかと思われたものの……
不穏な空気が漂います。


10話
プロローグ
間接的にはアムドゥシアスの細工があったものの
現実としてルース、セリス二人の信頼を裏切ったラギス。
怒りに滾るルースはラギスに戦いを挑む。


戦闘
全体的にイベント内容が濃かったかと。
交戦する度に吐くラギスのやるせない思いや
ルース、セリスの接触イベント等
心情描写が上手いと思いました。


戦闘後
チンピラ以下と成り果てたラギスは命からがら逃げ出す一方
バドーダは集会を開き、民衆を扇動し神官討伐を声高に叫ぶ。
民衆からの知名度も高く、且つ騎士からも支持が厚いバドーダだからこそ
出来たこの反乱劇、結果が気になる辺りで次話へ。



11話
プロローグ
荒廃する嘗ての光の都、ティリンスベール。
また、ウルドヴァーンでも同じ神官討伐が行われる一方
失意のアルダンはボルファスに命を奪われる。
時を同じくして、先程の戦いで貢献したシェドラビーザ、シェリルは
更迭され、シャディンの口から真相が明かされる。
一方で事態の変化に戸惑うルースはバドーダより任務成功により神殿騎士になる
約束の下、神官討伐を行う。


戦闘
特に問題の無いイベント気味の戦闘であり
大抵の敵は蛮勇を誇るマストリアが駆逐し、
事実上神官ジャイルとルースの一騎打ちに。


……表側から見れなかった事情、即ち
ルースを騎士へと推薦した神官と知らずに斬ったのか
はたして承知で斬ったのか、いずれにしても重い枷になりそうです。


戦闘後
罪の意識に苦しむルースにゼノビアが助け舟を出す。
精神安定効果のある兜を被り平静を保つルースであるが
逆説的にその兜を被る限り、『何を行っても』平静を保てる
危険性があると気付いているのだろうか。



次章予告
以前よりも更に磨きの掛かった各種演出。
普通にOPやEDとして扱って違和感が無いレベルです、ハイ。
随所に見られる会話から一体どのような展開になるのか、非常に気になります。



蛇足
辞典内容が更新されており、詳細設定が語られると共に
個人的にツッコミを入れたい部分がありました。
各々のマストリアの解説、色々な意味で気になります。


蛇足2
一章、二章と通してラギスの堕ちっぷりが激しい気が。
ディミトリアスはおろかマストリアやミルヒ以下の
三下+外道+甲斐性無し+弱さが漂いますので。
あのままルースに惨殺された方が個人的には
胸が晴れるのですが、わざわざ生かした辺りで後々
重要な役割を担うのかもしれず。



駄考察
シリアス且つ、血生臭い展開に突入しつつあると思われる本編。
一寸腑に落ちない点があるので恒例の(?)的外れ駄考察を行おうかと。


・神殿勢力壊滅の事情
神官がその地位に甘んじ、堕落した生活を過ごしており
それを潰す……と言えば目的としては間違ってはいない筈です。
実際、序盤でも神官の駄目な例はありましたし(例:ミルヒ)
所々で密談を行う辺りから周到に練られていたのだと思います。


ただ、実際行動に移した「後」から見える点と見えない点が出ているかと。
その後の経緯から神官長として地位を得た(推定)シャディンの場合
現体制の不満+新たな地位の利点で造反組に加わったと分かりますが
それ以外の面子の目的が良く見えませぬ。
特にボルファスはアルダンを殺した事によりウルドヴァーンを支配下に入れたものの
まだ何か企んでいる様に感じられます。
神殿へ対抗する勢力として集めたと思われるにしても
マストリアの横暴による弊害を承知のゼノビア、バドーダの考えが読めません。
彼等が好き勝手に暴れ回る事で間接的に首謀者であるバドーダの支持はいずれ
下がるものだろうと思われますし。
腐敗した神殿勢力を滅ぼす事により、かろうじて保っていた秩序すら
破壊した訳であり、その収集をどう付けるのかが気になります。
尤も……マストリアをフォルガータ侵略先兵隊として扱うならば
フォルガータ騎士を倒す一方でマストリアを自動処理できますので
一石二鳥の手もありますが。
実際にどのような行動に移るのか、非常に楽しみであります。




おまけ

セリス
次回以降戦線復帰の望みは希薄ですので、ハイ。
別段、手を抜いている訳ではないものの
何処か手抜き感が漂いまするorz。