シナリオ感想

『天馬博士と吸血鬼』

新着シナリオより
アン武様(id:antakeda)の作品です。
面識0の相手方に対してトラックバック機能を使用するか
悩みましたが一応、使用する事に。
私情はさて置き、以下感想となります。


相変わらずの乱文ですので、ご容赦を。
特に後半部分辺りは、ハイ。

前半
プロローグ
自他共に認める超☆天才、天馬甲陽とその助手が
吸血鬼事件の解決を依頼される。
冒頭の辺りから天馬の個性が強く、掴みとしては十二分。
その為、助手の影が薄い気も。


戦闘
田舎町を占領していた賊との戦闘。
味方が一機のみであるものの、多数の特殊能力+機体性能で
苦戦する事無く撃破。
起死回生と言う、使い方次第で最強になる能力を所持しているのは
キャラの性格に合わせてだろうか。


エピローグ
助手が牢屋に閉じ込められていたメイアなる少女を発見。
その後、村人と遭遇し、村長の下へ向かう。
そこはかとなく、助手の扱いが哀れな気が。


後半
プロローグ
メイアの過去及び、吸血鬼騒動の核心に迫る情報を入手。
天馬が家捜しをする際、描写で済ますのではなく
プレイヤー目線で捜索が可能な点は臨場感を一層感じさせる。
その後、メイアが吸血鬼であり、騒動解決を依頼した公爵が黒幕であると真相が判明。
天馬、助手二名の命も危ういと思われたが
タイミング良く、天馬の愛機が召喚される。
危機に備えて会話の節々で召喚呪文を混ぜておいた周到さには思わず脱帽。


戦闘
前半戦
敵数がやや多く、EN切れを配慮しつつ、ザコ掃討。
個人的にはもう少し数が少なくても良かったかもしれず。

後半戦
メイアとの戦闘。
専用機体に搭乗しているだけあって中々に手強い。
着実と増援を呼ぶ敵には恐怖感を感じる一幕も。
天馬の特殊能力「起死回生」を上手く利用し
完全回復を図った後、一気に攻めきり勝利。


エピローグ
無事に事件を解決した天馬は颯爽と去って行く。
結局、報酬らしい報酬は得ていない気がするのだが
それで良いのだろうかと余計なツッコミを入れてしまった。



気になった点
・台詞の改行位置が若干妙な部分が存在
・後半の専門用語の波が少し苦しい
・一部のメタ台詞や有名台詞の引用は好みが分かれるかと


良い点
・キャラの個性が強く、役割分担が明確化している
・話の展開がテンポ良く、飽きを感じさせない
・機体召喚等、要所の演出が細かい


全体の感想
短編でありながら完成度が高く
良作以上に分類される作品。
今作が外伝であるとの事であり、本編公開が
どのような展開になるのか待ち遠しい心情。


蛇足
助手の名前が明かされないままであったが
本編でも「助手」なのだろうか?