シナリオ感想

「楽園監獄」 クリアまで
感想よりも総評の方が多い罠。
冗談抜きで長いので読まれる方は覚悟して下さい。


4話
姫長と決着を付ける威夜。
目立った対応策を練っていない辺りに不気味さを感じる。
作者様の性格上、何か裏にある筈だと思いつつ、先に進める。


戦闘
雨が降る事により、正体を明かした男の威夜対姫長。
単純なステータスの差では負けているものの
卑怯、もとい圧倒的な能力を駆使して傷一つ負わずに勝利。
『Atlasの灯』……春笛桜霞対ライアット戦を髣髴させる戦闘でした、ハイ。


戦闘後
一応エンディングを迎えたものの
今一つ未消化感が拭えない。
……と思ったら次ステージがありました。


4話(真?)
前半戦
姫長との一騎打ちかと思いきや
前哨戦として大量のザコ。
苦戦しつつも着実に一匹、一匹と撃破してクリア。
シナリオの独自システムを思い出さなければ詰んでいた気が。


後半戦
姫長対、威夜+α。
長期戦になるほど、不利な展開
(単体としての能力が高い、自軍攻撃回数に応じて自動攻撃有り)
なので腹を括って短期決戦に。


戦闘後
演出の技量はこの界隈で一、二位を争うのではと
思いたくなるほどの上手い演出を見せつつ
姫長との最終決戦に。


終戦
巨大化した姫長との対決。
叩くポイント毎に装甲の厚さが異なる等
細かな部分を見つけて集中砲火。
今回限りはアイテム無使用クリアは不可能でしたorz。
味方の援護が入ったり、最後の大技といい
演出面以外でも熱い展開にて決着。


多分此方の終わり方がノーマルエンディングなのだろうと
思いつつも、個人的にはバッドエンディングの方が
好みだと思った本日。
そしてクリア後のおまけ要素の方が
本編作るよりも力を入れているのではとも思いました、ハイ。


総評(らしきもの)
一寸学園に関する駄考察から入らせて頂きますが
別段喧嘩を売っている訳ではありませぬ。
その辺り、ご了承ください。
炉辺に転がる外部意見の一つとして流すのが良いかと、ハイ。


SRC学園そのものは誰でも参加できるため
非常に自由度が高く、企画としては面白いと思います。
キャラや場所設定等、シナリオに扱える物が多いですし。
ただ裏を返せば設定が膨大な量になり、何がなんだか把握しきれない
結果としてネタの投稿が増えれば増えるほどシナリオが書き難い
逆進性があると思われます。
投稿した後は放置と言う事も多いでしょうし
駄熊が知る限り、投稿する方は多くとも
現在も学園シナリオを書かれている方は、指で数える程度ですし。
一寸口が悪くなりますが、自分の考えたキャラを使い、
シナリオを書くための場として各種設定を投稿される方よりも
単に自分の妄想を形として投げる方の方が多いのではと思います。
その辺りの事情に加えて、他人様のキャラを扱わせて頂く以上、イメージを崩さないようにと
考える事もあるでしょうし、正直難しいと思います。


前置きが長くなりましたが、漸く本題に入らせて頂きます。
普通ならば、学園の設定を使用している以上
学園シナリオという枠の中に大なり小なり入ると思われます。
それは前置きで記した膨大な設定、キャラ等に起因します、ハイ。
ただ、「楽園監獄」 に関してはそうは言えないかと。
学園の設定を使用しつつも、学園の枠に収まっていない印象があります。
(※決して非難している訳ではありませんが、ご不快に感じれましたら済みません)
と、言いますのも他人の設定、キャラを扱いつつも自分の中の物として
扱っており(例:一文字聖の口調、独自のアイテム)作者様の味が付け加えてある印象を感じました。
妙な喩えですが分類上は「学園シナリオ」に類されても
実質は作者氏、ベニヤ板様独自の世界観を醸し出された作品かと。


キャラクターの数が少ない為、一人一人に焦点が当てられ
どんな性格なのか等の掘り下げも出来たため
キャラクター把握で脳味噌がパンクせずに済みました、ハイ。
結論を言いますと、「楽園監獄」 は学園の膨大な設定の山から
最低限必要な部分を抜き出し、それを最大限活用したシナリオだと思います。
以上が乱文及び駄考察でした。
最後までお読み頂き、有難うございます。


蛇足
3話で威夜は能力の使い過ぎで死に至る事をほのめかす説明があったので
4話(巨大姫長決戦)の辺りで大技を繰り出した代償はどうなったのだろうか
と一人無駄なツッコミが。
多分全てのおまけをプレイすれば謎は解明されると思いますが、ハイ。