小ネタ

キャラの喋りが本編と異なる点
主人公名称がデフォルト名である点
以上二点を了承してお読み下さい。





原作:陽炎



鈴鳴市へと行く決意を固めた紅一
その翌日、鈴鳴市へと向かう電車内にて




紅一(昨日の陽炎との戦いの後…鈴鳴へ行くって言った後)
  (かーさん色々と動き回っていたな)
  (電車に乗った後でこの手紙を開けて読めって言ってたけど)
  (果たして何が書いてあるのやら…)


パラリ…



弥生『紅一へ、鈴鳴で当分暮らす事になるから当座のお金を入れておきます』
紅一「……かーさん、良い所あるなぁ」
  「普段は何だかんだで口うるさいけど、やっぱり頼れるな」
  「どれ位入っているのか……おお、ゆ、諭吉さんが!?」
  「だけど…一体何時の間にそれだけの金が準備できたんだ」
弥生『どうしてそれだけのお金が入っているのか不思議に思っている筈ね』
紅一「それは…まぁ確かに」
弥生『そのお金は…紅一が隠してい色々なモノを売却したお金よ』
紅一「………え゛!?」
弥生『いい機会だと思ってこの際全て処分したからね』
紅一「ちょっと…かーさん、俺の…アレを全部処分しただって!?」
  「そんな…かーさんや親父に見つからないようにコッソリ隠したアレを!?」
弥生『随分と部屋が綺麗になったから、帰ってくる時は驚くわよ〜』
紅一「そりゃそうだよ!!
  「というか家族間のプライバシーの侵害だ!!」
弥生『あ〜、そうそう、ベットの下や本棚の後ろに隠すのは』
  『安直過ぎるから直ぐに分かるわよ』
紅一「………何でこったい」
  「酷い…血も涙もないのか…」
  「ん…まだ続きがあるな、この字は親父か」
清四郎『紅一…まーその、何だ、ハッキリ書いておく』
   『守備範囲は広い方がいいぞ
紅一「…………慰めにも…ならない」
  「寧ろ傷口を広げられた……酷いぜ、かーさん、親父」
唯「あの…紅一さん、どうかしたんですか?」
紅一「アハハ、ナンデモナイ、ナンデモナイ」
  「ダイジョウブダヨ」
唯(事情は分かりませんが…何かあったようですね…)





電車内にて一歩大人への階段を上った紅一であった。
その後暫く唯から憐れみの視線を受けたとか受けないとか。




弥生の性格がいいなぁ…と考える内にこういったネタが閃きました。
……………他人様のキャラなのに、弄くり倒している気が
原作での主人公の扱いはこの小ネタほど酷くありませんのでご注意を。